和順山 法真寺
わじゅんさん ほうしんじ
浄土宗
江戸期住所:本郷6丁目
現住所:文京区本郷5-27


江戸時代閻魔詣でにぎわった法真寺は現在も昔と同じ場所にあり、閻魔様も本堂に祀られている。(分間絵図では「法泉寺」と記入されているが)
絵図の法真寺の前に「加賀中納言上屋敷」が描かれているが、ここは加賀藩前田家の上屋敷で、維新後東京大学が建てられた。東京大学の「赤門」はここにあった上屋敷の門がそのまま保存されたもので、法真寺の正面に見える。
閻魔王像
法真寺 本郷湯島絵図(1861)
上:本堂
中:本堂扁額
下:山門
腰衣観世音菩薩
一葉塚
法真寺は現在「樋口一葉」ゆかりの寺として有名になっている。
樋口一葉作『ゆく雲』の中に、「上杉の隣家は何宗かの御梵刹(おてら)さま(注:法真寺)にて、寺内広々と桃桜いろいろ植わたしたれば、此方(こなた)の二階より見おろすに、雲は棚曳(たなび)く天上界に似て、腰ごろもの観音様、濡れ仏にておわします。御肩のあたり、膝のあたり、はらはらと花散りこぼれて・・・」と押さない日を思い出して、美しい情景を描写している。露座の観音は今も本堂前にある。毎年ゆかりの法真寺で一葉忌(11月23日)が行われている。
ぶんきょうの史跡めぐり
法真寺入口に設置された「一葉」ゆかりの説明板


関連リンク
法真寺 http://www.hoshinji.jp/
2006/10